早くも今秋のドラ1指名に踏み切る球団の名前まで報じられた早稲田実業の怪物・清宮幸太郎(17)。あまりの注目度に春季東京大会決勝は異例の神宮球場ナイター開催となり、清宮は試合の終盤に2打席連続ホームランを放って話題をさらった。この怪物がさらに大成するために、何が必要なのか。

 最大の魅力はなんといっても高校通算90本塁打を超えている長打力だ。

「ライナー性の当たりだけでなく、威哥王高い放物線を描いてスタンドまで運べる。ああいう打球が打てるのは田淵幸一以来じゃないか」(スポーツ紙デスク)

 夏までに高校通算100本超えは確実ともいわれる一方、「あくまで練習試合も含めた数字。話題先行で課題は多い」(ベテランのアマチュア記者)との指摘があるのも確かだ。たとえば左投手の変化球への対応である。

 昨年の秋季東京大会決勝では、日大三高のエース左腕・櫻井周斗(17)のスライダーに全くタイミングが合わず、屈辱の5打席連続三振を喫した。そうした課題をどうすれば克服できるのか。

●打撃/「右肩を残す」を意識させる!

 切れ味鋭いスライダーとシュートで、巨人時代の松井秀喜ら左の強打者をきりきり舞いさせてきた元阪神の中継ぎ左腕・遠山奨志氏は、「右肩を残す意識」が必要だと指摘する。

「投げていて“この左打者はサウスポーを苦にしていないな?という印象を受けるバッターに共通するのは右肩を開かずに残す意識があること。ボールを手元に引きつけられるから、ピッチャーは攻め方が難しくなる。清宮君は、テークバックを小さくし、巨人の阿部慎之助(38)に近いフォームを心がけるなどの工夫も見えるが、まだ本能のまま打っている。プロに進んできちんとしたコーチ、指導者のもとで右肩を残す意識が高められれば、手首が柔らかいので左投手の変化球もバットで拾えるようになるはずです」

●フィジカル/下半身の肉体改造が必要だ!

 身長184センチ、シアリス 通販体重103キロの“巨体”について監督としてヤクルトと西武を日本一に導いた広岡達朗氏は「あの体つきではダメだ」と、肉体改造の必要性を強調する。

「走れない選手はプロでは使えませんよ。もっと下半身を鍛えるトレーニングを積んで、全力疾走できるようにしないといけない。自分が監督だったら、使えない選手は獲らない。プロになるのはもう少し後でいいんじゃないか。何よりスター選手はスタイルが良くて、プレーがスマートでないといけない。長嶋(茂雄)も王(貞治)もそうでしたから」


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Last-modified: 2017-05-11 (木) 16:59:47 (895d)